第2回セミナー資料


資料(1)  鍬の使い方

伝統的な農業では、農作業は主に鍬と鎌を用いて行われました。そのふたつの道具はさまざまな用途に使われますが、とくに鍬の用途は広範囲です。畑を耕すこと(「うなう」と言っています)、畝を立てること、中耕土寄せ(「さくる」と言っています)、除草などの仕事が鍬一本で行われます。

鍬は用途によっても、また地方によってもいろいろ形の違ったものがあります。今回はこの地方で昔から用いられてきた「平鍬」を使って、基本的な使い方を実習します

                                                                               

資料(2)ジャガイモ堀り

 ジャガイモは3月中下旬に種芋を植え付け、6月の中旬から収穫できますが、全体を掘りあげて貯蔵するのは7月の下旬、梅雨が明けてからがよいでしょう。あまり早いとほくほくした芋になりませんし、遅すぎるとシャリシャリした硬い芋になってしまいます。

またジャガイモは炎天下で掘ると傷んで腐ってくるので、注意が必要です。そのときは何の変化もないのですが、やがて表面が茶色に変色して腐ってきます。私たちは[火傷]といっています。ジャガイモは曇りの日か早朝または夕方に掘るとよいでしょう。

 

資料(3)  ニンジンの種まき

この時期に、私たちは例年ニンジンの種を蒔いています。ニンジンは発芽させるのが難しく、きれいに発芽すれば半分はできたようなものなのです。秋から冬にかけて収穫するニンジンは、8月の中頃までに蒔けばよいのですが、8月に入ると例年雨が降らず発芽しにくくなるため、梅雨の最後の雨を狙って、この時期に蒔くのです。

ニンジンなどセリ科の種は、発芽するのに光を必要とするため、覆土は薄くしなければなりません。それで、畝を立てたあと約2cm間隔にすじまきし、薄く覆土をして、鎮圧します。鎮圧は、どんな種を蒔く場合でも重要で、強く鎮圧することによって、発芽が促されるので、ふわっと土をかけるだけではいけません。

ニンジンの種まきは、種まきのうちでも一番根気のいる作業です。