第4回セミナー資料


 資料(1) サトイモの収穫と貯蔵

 

 サトイモはほかの芋に比べると比較的寒さに強いので、年内ならば土を被せるだけで畑におくことができます。しかし土が凍りつくようになると、芋も腐ってしまいますから、長期保存したい場合は、11月に掘り上げて、芋穴に保存します。芋穴もサツマイモのように深く掘る必要はありませんから、2〜3回に分けて掘り出せるように、小さいものを複数作るほうがよいでしょう。保存する場合の注意は、親芋と小芋を分けないで、逆さまにしていけることです。芋を分けてしまうと切り口から腐ってきたり、乾腐病になることが多いです。空気穴も必要です。

                                                                               

資料(2)ボカシ肥の作り方

 

ボカシ肥は即効性の有機肥料で、材料の配合を工夫することによって、さまざまな作物に対応したベストの肥料を準備できます。化学肥料なら、チッソ、リンサン、カリの割合を決めて与えられますが、有機栽培では困難です。堆肥や鶏糞だけに頼ると、どうしてもチッソ過剰になる作物が出てきます。しかし、たとえば米ぬか主体のボカシを作れば、リンサン分の多い速効性肥料ができますし、灰や燻炭を多くすれば、カリ肥料を補うこともできます。

 ボカシの材料は、鶏糞、油粕、魚粉、米ぬか、籾殻燻炭、草木灰などです。落ち葉や藁など炭素分の多いものは、発酵が速やかでないので、むきません。これらの割合は目的に応じて決めますが、これらの全量と同じ重さの山土を入れることが重要です。これは肥料の効き目をソフトにして、直接根に触れても根が傷まないようにするためです。

 各材料を薄い層に重ね、万能などで切り崩しながら混ぜ合わせます。このとき水を掛けますが、水加減が難しく、これは実際にやってみて教わる必要があります。山にして莚やコモなど通気性のあるもので覆っておきますと、発酵して温度が上がってきます。4〜5日で約50度になったら切り替えします。これを3〜4回繰り返せば出来上がりです。あとは薄く広げて乾燥させ、通気性のある袋(土嚢袋など)に入れておけば1年間は使えます。

 全体量が少ないと、なかなか発酵しませんので、少なくとも200キロ以上にした方がよいようです。


 

 

資料(3) 鶏の屠殺と解体

 

最近では動物を自分で屠殺して食べることはほとんどなくなりましたが、高度成長期以前の農村では、鶏は客をもてなすときなどに自分で絞めて肉にしたものです。絞め方、羽のむしり方、解体の仕方など、自己流ではとても苦労してしまいます。自給自足的な暮らしを望んでいる方は、ぜひ知っておきたい技術です。